主人はまた書斎から飛び出してこの君子流の言葉にもっとも堪能なる一人を捉まえて、なぜここへ這入るかと詰問したら、君子はたちまち「おめえ、知らねえ」の上品な言葉を忘れて「ここは学校の植物園かと思いました」とすこぶる下品な言葉で答えた。
主人は将来を戒めて放してやった。
放してやるのは亀の子のようでおかしいが、実際彼は君子の袖を捉えて談判したのである。
主人はまた書斎から飛び出してこの君子流の言葉にもっとも堪能なる一人を捉まえて、なぜここへ這入るかと詰問したら、君子はたちまち「おめえ、知らねえ」の上品な言葉を忘れて「ここは学校の植物園かと思いました」とすこぶる下品な言葉で答えた。
主人は将来を戒めて放してやった。
放してやるのは亀の子のようでおかしいが、実際彼は君子の袖を捉えて談判したのである。