迷亭の美学者たるに対して、吾輩はこの男を哲学者と呼ぶつもりである。
なぜ哲学者と云うと、何も迷亭のように自分で振り散らすからではない、ただ主人と対話する時の様子を拝見しているといかにも哲学者らしく思われるからである。
これも昔しの同窓と見えて両人共応対振りは至極打ち解けた有様だ。
迷亭の美学者たるに対して、吾輩はこの男を哲学者と呼ぶつもりである。
なぜ哲学者と云うと、何も迷亭のように自分で振り散らすからではない、ただ主人と対話する時の様子を拝見しているといかにも哲学者らしく思われるからである。
これも昔しの同窓と見えて両人共応対振りは至極打ち解けた有様だ。