夏目漱石 『倫敦塔』 幽かに聞えた歌の音は窖中にいる一人の声に相違ない。 歌の主は腕を高くまくって、大きな斧を轆轤の砥石にかけて一生懸命に磨いでいる。 その傍には一挺の斧が抛げ出してあるが、風の具合でその白い刃がぴかりぴかりと光る事がある。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア