夏目漱石 『吾輩は猫である』 元来鏡というものは気味の悪いものである。 深夜蝋燭を立てて、広い部屋のなかで一人鏡を覗き込むにはよほどの勇気がいるそうだ。 吾輩などは始めて当家の令嬢から鏡を顔の前へ押し付けられた時に、はっと仰天して屋敷のまわりを三度馳け回ったくらいである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア