夏目漱石 『吾輩は猫である』 生れついてのお多角だから人情に疎いのはとうから承知の上だが、そこをうまく泣き立てて同情を起させるのが、こっちの手際である。 今度はにゃごにゃごとやって見た。 その泣き声は吾ながら悲壮の音を帯びて天涯の遊子をして断腸の思あらしむるに足ると信ずる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア