「そんなに言わなくても今起きる」と夜着の袖口から答えたのは奇観である。
妻君はいつでもこの手を食って、起きるかと思って安心していると、また寝込まれつけているから、油断は出来ないと「さあお起きなさい」とせめ立てる。
起きると云うのに、なお起きろと責めるのは気に食わんものだ。
「そんなに言わなくても今起きる」と夜着の袖口から答えたのは奇観である。
妻君はいつでもこの手を食って、起きるかと思って安心していると、また寝込まれつけているから、油断は出来ないと「さあお起きなさい」とせめ立てる。
起きると云うのに、なお起きろと責めるのは気に食わんものだ。