しからば盗んだのかと糺して見ると、何だかその辺が曖昧である。
昔し親類に隠居がおって、その隠居が死んだ時、当分留守番を頼まれた事がある。
ところがその後一戸を構えて、隠居所を引き払う際に、そこで自分のもののように使っていた火鉢を何の気もなく、つい持って来てしまったのだそうだ。
しからば盗んだのかと糺して見ると、何だかその辺が曖昧である。
昔し親類に隠居がおって、その隠居が死んだ時、当分留守番を頼まれた事がある。
ところがその後一戸を構えて、隠居所を引き払う際に、そこで自分のもののように使っていた火鉢を何の気もなく、つい持って来てしまったのだそうだ。