坊ばはまず箸の根元を二本いっしょに握ったままうんと茶碗の底へ突込んだ。
茶碗の中は飯が八分通り盛り込まれて、その上に味噌汁が一面に漲っている。
箸の力が茶碗へ伝わるやいなや、今までどうか、こうか、平均を保っていたのが、急に襲撃を受けたので三十度ばかり傾いた。
坊ばはまず箸の根元を二本いっしょに握ったままうんと茶碗の底へ突込んだ。
茶碗の中は飯が八分通り盛り込まれて、その上に味噌汁が一面に漲っている。
箸の力が茶碗へ伝わるやいなや、今までどうか、こうか、平均を保っていたのが、急に襲撃を受けたので三十度ばかり傾いた。