「荒布橋」とか、「岡田君の日記」とか、「六月の夜」の一部分とかになると、其所に手荒で変に不調和なものが露われているようです。
其代りよし気分丈のものでも筋のまとまらない「河岸の夜」といったような、(其中には六ずかしい議論も織り込まれてはいるが)ただ装飾的で左程他の情緒をそそる事の出来ないものもあると申し添えなければならなくなります。
悪口の序だから、「北より南へ」という短篇の評も此処に付け加えて置きたいと思います。
「荒布橋」とか、「岡田君の日記」とか、「六月の夜」の一部分とかになると、其所に手荒で変に不調和なものが露われているようです。
其代りよし気分丈のものでも筋のまとまらない「河岸の夜」といったような、(其中には六ずかしい議論も織り込まれてはいるが)ただ装飾的で左程他の情緒をそそる事の出来ないものもあると申し添えなければならなくなります。
悪口の序だから、「北より南へ」という短篇の評も此処に付け加えて置きたいと思います。