夏目漱石 『吾輩は猫である』 コップが盆の上に三つ並んで、その二つに茶色の水が半分ほどたまっている。 硝子の中のものは湯でも冷たい気がする。 まして夜寒の月影に照らされて、静かに火消壺とならんでいるこの液体の事だから、唇をつけぬ先からすでに寒くて飲みたくもない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア