夏目漱石 『野分』 途中で夕立に逢って思う所へ行かずに引き返したようなものである。 残りなく聞いてくれぬ上に、呑気な慰藉をかぶせられるのはなおさら残念だ。 膿を出してくれと頼んだ腫物を、いい加減の真綿で、撫で廻わされたってむず痒いばかりである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア