夏目漱石 『野分』 何だかこんな話をするのは始めてですから、さぞ筆記しにくかったでしょう」 「いいえ」と道也先生は手帳を懐へ入れた。 青年は筆記者が自分の説を聴いて、感心の余り少しは賛辞でも呈するかと思ったが、相手は例のごとく泰然としてただいいえと云ったのみである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア