夏目漱石 『野分』 中野君は無論上等である。 高柳君を顧みながら、こっちだよと、さも物馴れたさまに云う。 今日に限って、特別に下等席を設けて貰って、そこへ自分だけ這入って聴いて見たいと一人坊っちの青年は、中野君のあとをつきながら階段を上ぼりつつ考えた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア