それでその時分は何を見てもうまうま、何を見なくってもうまうまだからつまりは何にもつけなくてもいいのだそうだが、そこが小供に取って一番大切なものは食物だから、とうとう食物の方で、うまうまを専有してしまったのだそうです。
そこで大人もその癖がのこって、美味なものをうまいと云うようになった。
だから人生の煩悶は要するに元へ還ってうまうまの二字に帰着すると云うのです。
それでその時分は何を見てもうまうま、何を見なくってもうまうまだからつまりは何にもつけなくてもいいのだそうだが、そこが小供に取って一番大切なものは食物だから、とうとう食物の方で、うまうまを専有してしまったのだそうです。
そこで大人もその癖がのこって、美味なものをうまいと云うようになった。
だから人生の煩悶は要するに元へ還ってうまうまの二字に帰着すると云うのです。