で、私は此の予備門に居る頃も殆んど勉強はしなかった。
此の当時は家から通わずに、神田猿楽町の或る下宿屋に、今の南満鉄道の副総裁をして居る、中村是公という男と一所に下宿していたものであるが、朝は学校の始業時間が定って居るので、仕方なく一定の時間には起床したが、夜睡眠の時間などは千差万別で、殆んど一定しなかった。
矢張り、此の頃も学科に就て格別得意というものはなかった。
で、私は此の予備門に居る頃も殆んど勉強はしなかった。
此の当時は家から通わずに、神田猿楽町の或る下宿屋に、今の南満鉄道の副総裁をして居る、中村是公という男と一所に下宿していたものであるが、朝は学校の始業時間が定って居るので、仕方なく一定の時間には起床したが、夜睡眠の時間などは千差万別で、殆んど一定しなかった。
矢張り、此の頃も学科に就て格別得意というものはなかった。