夏目漱石 『倫敦塔』 両方共どこかで見たようだなと考えるうち、瞬たくまにズッと近づいて余から五六間先ではたと停る。 男は前に穴倉の裏で歌をうたっていた、眼の凹んだ煤色をした、背の低い奴だ。 磨ぎすました斧を左手に突いて腰に八寸ほどの短刀をぶら下げて身構えて立っている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア