夏目漱石 『思い出す事など』 五分と経たないうちに、貧血の結果手が麻痺れるので、持ち直して見たり、甲を撫でて見たりした。 けれども頭は比較的疲れていなかったと見えて、書いてある事は苦もなく会得ができた。 頭だけはもう使えるなと云う自信の出たのは大吐血以後この時が始てであった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア