自白すれば雲と同じくかつ去りかつ来るわが脳裡の現象は、極めて平凡なものであった。
それも自覚していた。
生涯に一度か二度の大患に相応するほどの深さも厚さもない経験を、恥とも思わず無邪気に重ねつつ移って行くうちに、それでも他日の参考に日ごとの心を日ごとに書いておく事ができたならと思い出した。
自白すれば雲と同じくかつ去りかつ来るわが脳裡の現象は、極めて平凡なものであった。
それも自覚していた。
生涯に一度か二度の大患に相応するほどの深さも厚さもない経験を、恥とも思わず無邪気に重ねつつ移って行くうちに、それでも他日の参考に日ごとの心を日ごとに書いておく事ができたならと思い出した。