夏目漱石 『思い出す事など』 秋の江に打ち込む杭の響かな これは生き返ってから約十日ばかりしてふとできた句である。 澄み渡る秋の空、広き江、遠くよりする杭の響、この三つの事相に相応したような情調が当時絶えずわが微かなる頭の中を徂徠した事はいまだに覚えている。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア