あとの二人はいずれも二十代の青年で、その一人は一行のうちでもっともやかましくふるまっていた。
誰でも中年以後になって、二十一二時代の自分を眼の前に憶い浮べて見ると、いろいろ回想の簇がる中に、気恥かしくて冷汗の流れそうな一断面を見出すものである。
余は隣の室に呻吟しながら、この若い男の言葉使いや起居を注意すべく余儀なくされた結果として、二十年の昔に経過した、自分の生涯のうちで、はなはだ不面目と思わざるを得ない生意気さ加減を今更のように恐れた。
あとの二人はいずれも二十代の青年で、その一人は一行のうちでもっともやかましくふるまっていた。
誰でも中年以後になって、二十一二時代の自分を眼の前に憶い浮べて見ると、いろいろ回想の簇がる中に、気恥かしくて冷汗の流れそうな一断面を見出すものである。
余は隣の室に呻吟しながら、この若い男の言葉使いや起居を注意すべく余儀なくされた結果として、二十年の昔に経過した、自分の生涯のうちで、はなはだ不面目と思わざるを得ない生意気さ加減を今更のように恐れた。