夏目漱石 『思い出す事など』 ドストイェフスキーはかくして法律の捏ね丸めた熱い鉛の丸を呑まずにすんだのである。 その代り四年の月日をサイベリヤの野に暮した。 彼の心は生から死に行き、死からまた生に戻って、一時間と経たぬうちに三たび鋭どい曲折を描いた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア