夏目漱石 『思い出す事など』 余の枕元は隣の間を仕切る襖で半塞いであった。 余は左右に開かれた襖の間から敷居越しに余の子供を見たのである。 頭の上の方にいるものを室を隔てて見る視力が、不自然な努力を要するためか、そこに坐っている子供の姿は存外遠方に見えた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア