夏目漱石 『思い出す事など』 それで歳は暮れても春は逼っても別に感慨と云うほどのものは浮ばなかった。 余はそれほど長く病院にいて、それほど親しく患者の生活に根をおろしたからである。 いよいよ大晦日が来た時、余は小さい松を二本買って、それを自分の病室の入口に立てようかと思った。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア