どちらにも根拠はある。
先ずそれを争う前に、二人共箸の真中を見て、太い細いを論ずるのが本当の議論である。
今日の文学の価値に関しての議論が、其辺の微細な点まで極められた上での議論であるかどうか、或は、まだ可い加減に価値があるとかないとか云って居て、両方とも矛盾して居ないような気で、箸の真中と尖端の辺りを彷徨して居るのか、それは些っと考えて見ねばならぬ問題である。
どちらにも根拠はある。
先ずそれを争う前に、二人共箸の真中を見て、太い細いを論ずるのが本当の議論である。
今日の文学の価値に関しての議論が、其辺の微細な点まで極められた上での議論であるかどうか、或は、まだ可い加減に価値があるとかないとか云って居て、両方とも矛盾して居ないような気で、箸の真中と尖端の辺りを彷徨して居るのか、それは些っと考えて見ねばならぬ問題である。