次に丸の内で驚いた。
もっとも驚いたのは、どこまで行っても東京がなくならないということであった。
しかもどこをどう歩いても、材木がほうり出してある、石が積んである、新しい家が往来から二、三間引っ込んでいる、古い蔵が半分とりくずされて心細く前の方に残っている。
次に丸の内で驚いた。
もっとも驚いたのは、どこまで行っても東京がなくならないということであった。
しかもどこをどう歩いても、材木がほうり出してある、石が積んである、新しい家が往来から二、三間引っ込んでいる、古い蔵が半分とりくずされて心細く前の方に残っている。