人道の為の争ひとも、信仰の為の闘ひとも、又意義ある文明の為の衝突とも見做す事の出来ない此砲火の響を、自分はたゞ軍国主義の発現として考へるより外に翻訳の仕様がなかつたからである。
欧洲大乱といふ複雑極まる混乱した現象を、斯う鷲攫に纏めて観察した時、自分は始めて此戦争に或意味を附着する事が出来た。
さうして重に其意味からばかり勝敗の成行を眺めるやうになつた。
人道の為の争ひとも、信仰の為の闘ひとも、又意義ある文明の為の衝突とも見做す事の出来ない此砲火の響を、自分はたゞ軍国主義の発現として考へるより外に翻訳の仕様がなかつたからである。
欧洲大乱といふ複雑極まる混乱した現象を、斯う鷲攫に纏めて観察した時、自分は始めて此戦争に或意味を附着する事が出来た。
さうして重に其意味からばかり勝敗の成行を眺めるやうになつた。