千八百三十四年ドレスデンに生れた彼は、父が軍籍に在つた関係から云つても、母が士官の娘であつた因縁から見ても、兵士たるべき運命を有つて生れたと同じ事であつた。
小供の時、疱瘡に罹つたのと、それに引き続いて耳の病気に冒されたので、幸か不幸か、彼は彼の既定の行路を全然見捨てなければならなくなつた。
然し十四位から彼の父に送る手紙の中には、もう政治上の意見などがちらほら散見し始めたさうである。
千八百三十四年ドレスデンに生れた彼は、父が軍籍に在つた関係から云つても、母が士官の娘であつた因縁から見ても、兵士たるべき運命を有つて生れたと同じ事であつた。
小供の時、疱瘡に罹つたのと、それに引き続いて耳の病気に冒されたので、幸か不幸か、彼は彼の既定の行路を全然見捨てなければならなくなつた。
然し十四位から彼の父に送る手紙の中には、もう政治上の意見などがちらほら散見し始めたさうである。