夏目漱石 『文芸とヒロイツク』 客観の真相に着して主観の苦悶を覚ゆるといふ。 一々賛成である。 けれども此苦悶は意の如くならざる事相に即し、思ひの儘に行かぬ現象の推移に即し、もしくは斯くあれかし、斯くありたしとの希望を容れぬ自然の器械的なる進行に即して起る矛盾扞格の意に外ならぬ。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア