夏目漱石 『『吾輩は猫である』上篇自序』 此書は趣向もなく、構造もなく、尾頭の心元なき海鼠の様な文章であるから、たとい此一巻で消えてなくなった所で一向差し支えはない。 又実際消えてなくなるかも知れん。 然し将来忙中に閑を偸んで硯の塵を吹く機会があれば再び稿を続ぐ積である。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア