東菊によって代表された子規の画は、拙くてかつ真面目である。
才を呵して直ちに章をなす彼の文筆が、絵の具皿に浸ると同時に、たちまち堅くなって、穂先の運行がねっとり竦んでしまったのかと思うと、余は微笑を禁じ得ないのである。
虚子が来てこの幅を見た時、正岡の絵は旨いじゃありませんかと云ったことがある。
東菊によって代表された子規の画は、拙くてかつ真面目である。
才を呵して直ちに章をなす彼の文筆が、絵の具皿に浸ると同時に、たちまち堅くなって、穂先の運行がねっとり竦んでしまったのかと思うと、余は微笑を禁じ得ないのである。
虚子が来てこの幅を見た時、正岡の絵は旨いじゃありませんかと云ったことがある。