自分は何気なくその前にすわるとともに鏡の下の櫛を取り上げた。
そしてその櫛をふくつもりかなにかで、鏡台のひきだしを力任せにあけてみた。
すると浅い桐の底に、奥の方で、なにかひっかかるような手ごたえがしたのが、たちまち軽くなって、するすると、抜けてきたとたんに、まき納めてねじれたような手紙の端がすじかいに見えた。
自分は何気なくその前にすわるとともに鏡の下の櫛を取り上げた。
そしてその櫛をふくつもりかなにかで、鏡台のひきだしを力任せにあけてみた。
すると浅い桐の底に、奥の方で、なにかひっかかるような手ごたえがしたのが、たちまち軽くなって、するすると、抜けてきたとたんに、まき納めてねじれたような手紙の端がすじかいに見えた。