夏目漱石 『夢十夜』 なるほど文化五年辰年らしく思われた。 「御前がおれを殺したのは今からちょうど百年前だね」 自分はこの言葉を聞くや否や、今から百年前文化五年の辰年のこんな闇の晩に、この杉の根で、一人の盲目を殺したと云う自覚が、忽然として頭の中に起った。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア