夏目漱石 『夢十夜』 大将は草の上に突いていた弓を向うへ抛げて、腰に釣るした棒のような剣をするりと抜きかけた。 それへ風に靡いた篝火が横から吹きつけた。 自分は右の手を楓のように開いて、掌を大将の方へ向けて、眼の上へ差し上げた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア