夏目漱石 『夢十夜』 夜になって、四隣が静まると、母は帯を締め直して、鮫鞘の短刀を帯の間へ差して、子供を細帯で背中へ背負って、そっと潜りから出て行く。 母はいつでも草履を穿いていた。 子供はこの草履の音を聞きながら母の背中で寝てしまう事もあった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア