と言うや、子供はイキなり石垣に手をかけて猿のように登りはじめました。
高さ五間以上もある壁のような石垣ですから、私は驚いて止めようと思っているうちに、早くも中ほどまで来て、手近の葛に手が届くと、すらすらとこれをたぐってたちまち私のそばに突っ立ちました。
そしてニヤニヤと笑っています。
と言うや、子供はイキなり石垣に手をかけて猿のように登りはじめました。
高さ五間以上もある壁のような石垣ですから、私は驚いて止めようと思っているうちに、早くも中ほどまで来て、手近の葛に手が届くと、すらすらとこれをたぐってたちまち私のそばに突っ立ちました。
そしてニヤニヤと笑っています。