文豪用例帳

作家別 名言・名文

国木田独歩の名言・名文

国木田独歩は、都市の近くに残る雑木林の美しさを文章にした作家である。千葉の銚子に生まれ、教師や新聞記者として各地を移りながら書いた。『武蔵野』では、名所でもない林や野を歩き、その光や音の移ろいをそのまま書きとめている。

派手な筋よりも、人生のふとした場面や自然の気配を静かにすくいとる短編を残し、日本の自然主義文学の先駆けとされる。『牛肉と馬鈴薯』『春の鳥』など。結核のため三十六歳で没した。

国木田独歩 1871–1908
日本の自然主義文学の先駆者とされる小説家・詩人。叙情的な作風から、人生や自然を静かに見つめる短編へと向かった。代表作に『武蔵野』『牛肉と馬鈴薯』『春の鳥』など。

名言・名文

どうも人生は儚いものに違いない。国木田独歩『酒中日記』 頭の上の梢で小鳥が鳴いていたら君の幸福である。国木田独歩『武蔵野』 恋、惑、そして恥辱、夢にも現にもこの苦悩は彼より離れない。国木田独歩『富岡先生』