ある時は八幡宮の石段を数えて登り、一、二、三と進んで七つと止まり、七つだよと言い聞かして、さて今の石段はいくつだとききますと、大きな声で十と答える始末です。
松の並木を数えても、菓子をほうびにその数を教えても、結果は同じことです。
一、二、三という言葉と、その言葉が示す数の観念とは、この子供の頭になんの関係をも持っていないのです。
ある時は八幡宮の石段を数えて登り、一、二、三と進んで七つと止まり、七つだよと言い聞かして、さて今の石段はいくつだとききますと、大きな声で十と答える始末です。
松の並木を数えても、菓子をほうびにその数を教えても、結果は同じことです。
一、二、三という言葉と、その言葉が示す数の観念とは、この子供の頭になんの関係をも持っていないのです。