あまり空想だと笑われるかも知れませんが、白状しますと、六蔵は鳥のように空をかけ回るつもりで石垣の角から身をおどらしたものと、私には思われるのです。
木の枝に来て、六蔵の目の前まで枝から枝へと自在に飛んで見せたら、六蔵はきっと、自分もその枝に飛びつこうとしたに相違ありません。
死骸を葬った翌々日、私はひとり天主台に登りました。
あまり空想だと笑われるかも知れませんが、白状しますと、六蔵は鳥のように空をかけ回るつもりで石垣の角から身をおどらしたものと、私には思われるのです。
木の枝に来て、六蔵の目の前まで枝から枝へと自在に飛んで見せたら、六蔵はきっと、自分もその枝に飛びつこうとしたに相違ありません。
死骸を葬った翌々日、私はひとり天主台に登りました。