国木田独歩 『湯ヶ原より』 僕は頭を轉じて行手を見た。 すると軌道に沿ふて三人、田舍者が小田原の城下へ出るといふ旅裝、赤く見えるのは娘の、白く見えるのは老母の、からげた腰も頑丈らしいのは老父さんで、人車の過ぎゆくのを避ける積りで立つて此方を向いて居る。 『オヤお絹! 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア