国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 母屋の入口はレールに近い方にあつて人車から見ると土間が半分ほどはすかひに見える。 入口の外の軒下に橢圓形の据風呂があつて十二三の少年が入て居るのが最初自分の注意を惹いた。 此少年は其の日に燒けた脊中ばかり此方に向けて居て決して人車の方を見ない。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア