「かくてまた三年過ぎぬ。
幸助十二歳の時、子供らと海に遊び、誤りて溺れしを、見てありし子供ら、畏れ逃げてこの事を人に告げざりき。
夕暮になりて幸助の帰りこぬに心づき、驚きて吾らもともに捜せし時はいうまでもなく事遅れて、哀れの骸は不思議にも源叔父が舟底に沈みいたり。
「かくてまた三年過ぎぬ。
幸助十二歳の時、子供らと海に遊び、誤りて溺れしを、見てありし子供ら、畏れ逃げてこの事を人に告げざりき。
夕暮になりて幸助の帰りこぬに心づき、驚きて吾らもともに捜せし時はいうまでもなく事遅れて、哀れの骸は不思議にも源叔父が舟底に沈みいたり。