国木田独歩 『源おじ』 幸助五六歳のころ妻の百合が里帰りして貰いきしその時粘りつけしまま十年余の月日経ち今は薄墨塗りしようなり、今宵は風なく波音聞こえず。 家を繞りてさらさらと私語くごとき物音を翁は耳そばだてて聴きぬ。 こは霙の音なり。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア