「げに親子の情二人が間に発らば源叔父が行末楽しかるべし。
紀州とても人の子なり、源叔父の帰り遅しと門に待つようなりなば涙流すものは源叔父のみかは」夫なる老人の取繕いげにいうも真意なきにあらず。
「さなり、げにその時はうれしかるべし」と答えし源叔父が言葉には喜び充ちたり。
「げに親子の情二人が間に発らば源叔父が行末楽しかるべし。
紀州とても人の子なり、源叔父の帰り遅しと門に待つようなりなば涙流すものは源叔父のみかは」夫なる老人の取繕いげにいうも真意なきにあらず。
「さなり、げにその時はうれしかるべし」と答えし源叔父が言葉には喜び充ちたり。