夏目漱石 『カーライル博物館』 余はすでに倫敦の塵と音を遥かの下界に残して五重の塔の天辺に独坐するような気分がしているのに耳の元で「上りましょう」という催促を受けたから、まだ上があるのかなと不思議に思った。 さあ上ろうと同意する。 上れば上るほど怪しい心持が起りそうであるから。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア