国木田独歩 『恋を恋する人』 まだ炎熱いので甲乙は閉口しながら渓流に沿うた道を上流の方へのぼると、右側の箱根細工を売る店先に一人の男が往来を背にして腰をかけ、品物を手にして店の女主人の談話しているのを見た。 見て行き過ぎると、甲が、 「今あの店にいたのは大友君じゃアなかッたか? 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア