国木田独歩 『恋を恋する人』 月は中天に昇っている。 恰度前年お正と共に散歩した晩と同じである。 然し前年の場所へ行くは却って思出の種と避けて渓の上へのぼりながら、途々「縁」に就て朝田が説いた処を考えた、「縁」は実に「哀」であると沁み沁み感じた。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア