国木田独歩 『石清虚』 此日雲飛は待ちに待つた日が來たので夜の明方に海岱門に詣で見ると、果して一人の怪しげな男が名石を擔いで路傍に立て居るのを見た。 代を聞くと果して二十錢だといふ、喜んで買ひ取り、石は又もや雲飛の手に還つた。 其後雲飛は壮健にして八十九歳に達した。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア