そして母と妹との堕落。
「国家の干城たる軍人」が悪いのか、母と妹とが悪いのか、今更いうべき問題でもないが、ただ一の動かすべからざる事実あり曰く、娘を持ちし親々は、それが華族でも、富豪でも、官吏でも、商人でも、皆な悉く軍人を聟に持ちたいという熱望を持ていたのである。
娘は娘で軍人を情夫に持つことは、寧ろ誇るべきことである、とまで思っていたらしい。
そして母と妹との堕落。
「国家の干城たる軍人」が悪いのか、母と妹とが悪いのか、今更いうべき問題でもないが、ただ一の動かすべからざる事実あり曰く、娘を持ちし親々は、それが華族でも、富豪でも、官吏でも、商人でも、皆な悉く軍人を聟に持ちたいという熱望を持ていたのである。
娘は娘で軍人を情夫に持つことは、寧ろ誇るべきことである、とまで思っていたらしい。