日は全く暮れて四囲は真暗になったけれど、少しも気がつかず、ただ腕組して折り折り嘆息を洩すばかり、ひたすら物思に沈んでいたのである。
実地に就ての益に立つ考案は出ないで、こうなると種々な空想を描いては打壊わし、又た描く。
空想から空想、枝から枝が生え、殆んど止度がない。
日は全く暮れて四囲は真暗になったけれど、少しも気がつかず、ただ腕組して折り折り嘆息を洩すばかり、ひたすら物思に沈んでいたのである。
実地に就ての益に立つ考案は出ないで、こうなると種々な空想を描いては打壊わし、又た描く。
空想から空想、枝から枝が生え、殆んど止度がない。