国木田独歩 『酒中日記』 美しき秋の日で身も軽く、少女は唱歌を歌いながら自分よりか四五歩先をさも愉快そうに跳ねて行く。 路は野原の薄を分けてやや爪先上の処まで来ると、ちらと自分の眼に映ったのは草の間から現われている紙包。 自分は駈け寄って拾いあげて見ると内に百円束が一個。 国木田独歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア